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ジェネリック医薬品の謎

最近、地下鉄のモニターでジェネリック医薬品を推奨するCMを見かけました。

近年、薬局に行っても「ジェネリックがありますがどうしますか?」と聞かれるようになりましたね。
薬局の個人情報などの記入シートなどにもジェネリック医薬品を希望するかどうかという欄があります。

薬局で聞いたところ、ジェネリック医薬品とは、従来の薬品と同成分、同性能のものが安くなっている薬とのこと。
安いならとジェネリックを購入していましたが、地下鉄のCMを見ていてふと思いました。


なぜ従来の薬を値下げないのか?


ジェネリックという安い薬があるなら、従来品は値下げない限り全く売れないのではないか?
そもそもなんでジェネリックは安いのか?
本当に同じ効果があるのか?
なぜジェネリックを普及させようとしているのか?
ジェネリックとは何なのか?


薬とは、私たちの健康や命に直結するものです。
について知ることは、自分を守ることにもなります。

ということで、ジェネリック医薬品について疑問を解決していきます。


ジェネリック医薬品とは?



医薬品には、一般の薬局・薬店で販売されている「一般用医薬品」と、医療機関で診察を受けたときに医者から処方される「医療用医薬品」があります。さらに、「医療用医薬品には、新しく開発・販売される「先発医薬品(新薬)」と、先発医薬品の特許が切れた後に他の医薬品メーカーが同じ有効成分で製造・販売される「後発医薬品」があり、後者を「ジェネリック(generic = 一般的な)医薬品」とも言います。

政府広報オンラインより



つまりジェネリック医薬品とは、一般の薬局には売っていない、従来の薬の特許が切れた後に販売される薬ということですね。
この特許がジェネリック医薬品の値段に直結する要因です。


ジェネリック医薬品はなぜ安い?




先発医薬品(以後新薬)開発には莫大なコスト(時間、費用)がかかっており、それを回収できるよう値段が設定され、販売しています。

しかしジェネリック医薬品は、他社が開発した医薬品の特許が切れた後に売り出すため、開発コストが少なくて済みます。
そのため新薬より3~5割ほど、安くなります。


ジェネリック医薬品と新薬は全く同じものなのか?


ではジェネリック医薬品と新薬は全く同じものかというと、違います。



一般的に必ず同じであるものは、有効成分と有効性です。
実質これさえ同じであれば十分新薬の代替品として機能するので、まるで同じであるかのようなことがたまに言われるんですね。

安全性や効果も、国が定めた基準に則っているので、ほぼ同じであると言えます。
ただし検査にかけるコストが新薬とは段違いに少ないので、非常に厳密に言うと違う場合があり、これがジェネリック医薬品を敬遠する人がいる理由です。

新薬とジェネリック医薬品の違いは以下のようなものが考えられます。


・製造メーカー


新薬とジェネリック医薬品では製造メーカーが違うため、当然製造方法、環境は違うことが考えられます。
自社で薬を開発する技術がないメーカーでも、ジェネリック医薬品なら参入のハードルは低いです。


・添加物


実は医薬品の中の有効成分の比率は非常に小さく、添加物が多くを占めています。
添加物には水への溶けやすさ、苦味の調整、医薬品のかさ増しなどの役割があります。

ジェネリック医薬品では、これらの添加物の種類および量が新薬と異なることがあります。

これはメリットであり、デメリットでもあります。

[メリット]
飲みにくかった、苦かった、小さすぎて良く落とした、などの新薬での問題点を、今までの経験や意見、進歩した技術によって改良することができます。

[デメリット]
溶けやすさの違いにより薬の効きやすさや副作用の強さが変わることがあります。
また添加物の変化により、新薬とは別の副作用がある可能性があります。


・形状


添加物と同じく、ジェネリック医薬品では薬の形状を新薬と変えることができます。
例えば錠剤をカプセルに変える、大きさを変える、などです。

この形状の変化には添加物と同様のメリット、デメリットがあります。


・包装など有効成分以外の原価


まず、ジェネリックと新薬は有効成分は全く同じものです。
ただし変更することのできる添加物や、包装を新薬より安価なものにしていることがあります。
例えば包装が新薬に比べて薄く、破れやすい…などです。



これらのことから、新薬より改良され、安くなっているものも確実にあることがわかります。
新薬が開発されてから何十年も安全性や効果が研究され、技術も進歩しているのですから。

ただし新薬のように安全性のテストに多くのコストや時間をかけているわけではないので小さいながらもリスクはあり、不安に思う人がいるのも事実です。


なぜ新薬を値下げないのか?


ジェネリック医薬品が出たら新薬の売り上げは一気に下がり、不動在庫となることもあります。
それなら、共に新薬の値段もジェネリック医薬品と同等程度に落とせばジェネリック医薬品とも戦えるはずです。

しかしそれはできません。
というのも、国が薬価(薬の値段)を決定しているので、メーカーや販売者が勝手に変更することはできません。

新薬は2年おきに薬価を見直され、値下げされることはありますが、基本的にはジェネリック医薬品の方が安く設定されています。

そのため、いくら新薬が不動在庫となろうと、メーカーの意思で値段を一気に下げることはできないのです。


なぜジェネリック医薬品を普及しようとされているのか?


最近、ジェネリック医薬品を推進する流れが強まっています。
私が見た電車内CMもその流れの一つですね。

・国の負担する医療費の削減


日本では基本的に医療費の7割を国が負担しています。
医薬品の値段が安いということは、国の医療費への負担がそれだけ減るということです。

しかし国への負担が減るというのは、私達の負担を減らすことに繋がるので、決して悪い話ではないかと思います。


・薬局へのインセンティブ


国自体がジェネリックを推進しており、積極的にジェネリックを販売している薬局へのインセンティブがあるようです。

そのためもあり、最近はジェネリックについて薬局側よりアプローチが増えているんですね。


結局どちらが良いのか?


結局新薬とジェネリック、どちらを選べばいいのか。

どんな薬にも副作用はあります。
それは新薬、ジェネリック関係なく。


つまりは「薬剤師さんと相談する」というのが一番となります。
薬剤師さんは薬の副作用についても、十分理解しており、よほどブラックなところや忙しくなければ相談に乗ってくれるでしょう。

わたしはこれらのことを知って、改めてこれからもジェネリック医薬品を選ぼうと思いました。
ただ「全く同じで値段だけ安い薬」というわけではないということは、選ぶ上で理解しておいたほうがいいでしょう。
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